近頃、地下鉄に乗っていると、ピンク色で「女性優先車両」という標識を見かけるようになった。
八両編成のうち、先頭車両と最後尾の車両が女性優先車両となっているようだ。
「おお、中国の地下鉄も、ついに、そんな配慮をするような時代になってきたか・・」と、うかつにも、一瞬、思ってしまいそうになったが、見ていると、どうも様子が変だ。
そのような噂を聞いたのは、かなり以前のことである。
「広州にアフリカ?」
ちょっと意外な感じがしたが、それ以降、広州に行く用事もなかったので、そのままになっていた。
今回、広州の領事館で、パスポートの申請を済ませた後、一路、その広州のアフリカへ向かってみた。
先日、広州の日本領事館に行った時に、久しぶりに、鉄道に乗ったので、深圳-広州間の移動について、語っておこうと思う。(写真は広州東駅前、だいぶ前に撮影)
深圳-広州間は、距離にすれば80-90キロくらいで、日本でいえば、東京から小田原とかに行くような感じかと思う。一般的には、いわゆる「和諧号」という、汽車に乗って行く。
ルートは、以下の二つ。
◯深圳駅(羅湖)-広州東駅・・・「動車」
◯福田駅-広州南駅・・「高鉄」
「動車(ドンチェー)」というのは、準高速とも言われ、在来線と新幹線の中間のような鉄道。時速160-180キロくらいで運転して、所要時間は1時間強。メリットとしては、都心から都心を結んでいるので、移動に便利ということ。
「高鉄(ガオティエ)」は、いわゆる中国新幹線のことで、深セン広州間は、比較的最近できたばかり。最高時速300キロ強で、40分くらいで結ぶ。ただ、駅が郊外にあって接続が悪い、福田発の便が少ないなどのデメリットも有る。
ここでは、昔からある伝統の「深圳駅(羅湖)-広州東駅」を移動する「動車」について語ってみる。
2010年の広州アジア大会の開幕式の中で、行われた「文艺表演《启航》」という演目がすばらしいので紹介しておこう。
8つのスクリーンを自在に駆使し、水とLEDライトの光を効果的に使用するといった、かなり大掛かりな演目である。また、統制された群集と個々の役者の演技力、宙吊りを多用した斬新な演出は、スポーツ競技の開幕式というレベルを超えていたと思う。ちなみに、総合演出は、陳維亜氏という演出家で、北京五輪の時、张艺谋氏の右腕で副総演出だったとのこと。
今回、先日日本に帰国したときのことについて、ちょっと書いてみることにする。
今回の帰国では通常の香港経由をやめて、気まぐれで広州、成田経由にしてみた。
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広州は北京、上海、広州の中国三大都市とも言われるわりに北京、上海に比べるとはっきり言って地味な存在である。
それでも北京オリンピック、上海万博に対抗して、アジア大会(2010年)という目標を設定し、それに向けて着実に街は発展している。今回は、そんな発展する広州に行ってきた。
深センと広州の移動についての記載は、内容がだいぶ古くなっています。最新の情報(2017年)については、以下のサイトをご参照ください。
深圳から広州への移動について(羅湖-広州東) | 広東省深圳@老板日記