以下、古代中国をイメージした「琴台路」、詩人、杜甫の旧居「杜甫草庵」、そして学問の府である「四川大学」と、成都にある歴史や文化を感じさせる地区をご紹介。
琴台路 古代中国にタイムスリップ
琴台路は、宝石店、料理屋等が軒を連ねる通りで、建物の一つ一つが、漢や唐の時代をイメージした古代中国スタイルで統一されているのが特徴。
入り口をくぐるとこのような感じで、道の両脇500メートル、このような歴史地区のようになっている。ただ、ここがお寺か何かの参道になっているというわけではないようだ。
建物本体も面白いが、破風というか、店と店の間仕切りが、これまたすごい。
大胆かつ奇抜なデザイン、歌舞伎にでもでてきそう。ここは宝石店のようだ。
下でパンダのぬいぐるみを売っているのは、レストランかなにか?
こちらはまた、屋根瓦のそり具合が、なんともすさまじい。
「文君楼宾馆」
外見はすごいが、実は単なるホテル(宾馆)。門を入っていくと、中庭のようになっていて、中にトラベルオフィスがある。その時、とってきたパンフレットが以下。
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双人房(ツイン)が220元なので、普通のお値段です。(2008年当時)
いろいろなお店があるが、どこも土産屋ではなく、普通の店舗。
こちら、お茶屋さん「天福銘茶」
かなりの徹底振り。ただ、古い様式ではあるが、建物自体、案外新しい感じ。京都にあるような、本当に何百年も歴史があるようなものは無い。中国四千年の歴史とは言っても、異民族の侵略によって分断されているので、実際に古いものが残っているというわけではないのだ。
成都 琴台路周辺図
杜甫草堂
麻婆豆腐を食べた後、向かったのが、杜甫草庵。
杜甫に関しては、正直のところ、昔、漢文の時間に習った「国破れて山河あり」の作者ということや、松尾芭蕉がかなり傾倒していたということくらいしか知らない。
ゴールデンウィークとあって、人がぞろぞろと歩いているので、ゆっくりと散策という雰囲気ではない。
以下、園内の様子。
チケットを買って入り口へ。入り口が何箇所かある様子。
以下、園内の様子。
草庵の外の動画
杜甫草庵 周辺図
四川大学
成都の落ち着きというのは、やはり学生が多いことも一因としてあるだろう。
今回、市内中心にある四川大学をのぞいてみた。
さすがに、ここだけみると落ち着いたアカデミックな環境で、ヨーロッパかどこかの街の雰囲気もある。が、そこはさすがに中国。並木の横の円卓ではトランプやマージャンにいそしんでいる姿があちこちで見られる。以下、ちょっとだけ写真をアップ。
四川大学 周辺図
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